EXHIBITIONS

マリメッコ展

デザイン、ファブリック、ライフスタイル

2017.03.04 - 06.11

マイヤ・イソラ ウニッコ(ケシの花) 1964 Unikko pattern designed for Marimekko by Maija Isola

マイヤ・ロウエカリ シィールトラプータルハ(市民菜園) 2009 Siirtolapuutarha pattern designed for Marimekko by Maija Louekari

ミカ・ピーライネン マンシッカヴオレト(イチゴの山々) 2001 Design Museum / Harry Kivilinna 図案デザイン=マイヤ・イソラ 1969

ヴオッコ・ヌルメスニエミ ヘイルヘルマ(ジャクリーン・ケネディが購入したドレス) 1959 Design Museum / Harry Kivilinna

 フィンランドを代表するデザインハウス、マリメッコは1951年、アルミ・ラティアによってヘルシンキで創業された。テキスタイルデザインを学んだのち、広告代理店で経験を積んだラティアの元へ才能あるデザイナー達が集い、優れたデザインと巧みなPR戦略によって、60年代には世界的なブランドへと成長していく。

 マリメッコが生み出す布地の柄は、多くがフィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想を得つつ、大胆でカラフル、抽象的なデザインだった。そうした柄の映えるシンプルなカッティングの服は、高い人気を呼ぶこととなる。その後、製品は家庭用品やインテリアにまで展開され、マリメッコは今日、日本を含む世界中で絶大な人気を誇ってる。

 本展は、ヘルシンキのデザイン・ミュージアムの所蔵作品から、ファブリック約50点、貴重なヴィンテージドレス約60点、デザイナー自筆のスケッチ、各時代の資料などを通して、マリメッコの60年にわたる歴史をたどり、個性あふれるデザイナーの仕事ぶりと活躍を紹介する、国内初の大規模な展覧会。