エリカ・ヴェルズッティ

　ブラジル出身のアーティスト、エリカ・ヴェルズッティが4年半ぶりとなるMISAKO＆ROSENでの個展を開催する。

　サンパウロを拠点に活動するヴェルズッティは、自身の制作の過程で生まれる作品未満の断片を収集し、床置きにしたアッサンブラージュ「ペット・セメタリーズ」を展開させてきた。

　日本国内では、「Home Again」展（原美術館、2012）、東京都現代美術館と広島市現代美術館に巡回した「ネオ・トロピカリア ブラジルの想像力」展（2009）、ヴィック・ムニーズのキュレーションによる東京ワンダーサイト本郷でのグループ展（2008）などに参加している。
　
　本展では、主にペーパーミシェ、陶、粘土を用いて手がけた《Chunk》を展示。アトリエで時間をともにしてきたいくつかの素材をレリーフのような構造へ組み込み、壁面設置型の作品につくり変える。