ヴィヴィアン・ウエストウッド「GET A LIFE！」

　デザイナーであり、アクティビストでもあるヴィヴィアン・ウエストウッドは、つねにコレクションやキャットウォークショーを、社会的なメッセージを発信するためのプラットフォームとして活用してきた。気候変動や過剰消費が環境に与える深刻な影響も訴え続けており、その改革運動は、国際社会において大きな注目を集めている。

　40周年を迎えるラフォーレ原宿で開催される本展は、ウエストウッドのアクティビズムの視点を通し、ファッションとアートの融合を表現するもの。ロンドン・ウォータールー駅で、多くの著名人のポートレイトを一堂に展示したことで注目を集めた、国際環境NGOグリーンピースとの共同プロジェクト「SAVE THE ARCTIC」をはじめ、アクティビズムとデザインが具現化された、数々のコレクションやグラフィックを紹介する。

　会場では、不要衣類の回収プロジェクトや、来場者が使用済みペットボトルのキャップを持参することで、ともに作品をつくり上げる参加型プロジェクトなども実施される。