EXHIBITIONS

木村充伯 展「LOVE」

木村充伯 鳥が見る風景 2018-19 © Mitsunori Kimura

木村充伯 鳥が見る風景 2018-19 © Mitsunori Kimura

木村充伯 LOVE(部分) 2019 © Mitsunori Kimura

展示風景 2019 ケンジタキギャラリー/東京 手前(左) は《LOVE》(2019)
© Mitsunori Kimura Courtesy of Kenji Taki Gallery

 木村充伯(きむら・みつのり)は1983年静岡県生まれ。2005年名古屋造形芸術大学彫刻コース卒業、07年名古屋造形芸術大学大学院修了。油絵具による彫刻、木彫やインスタレーションなどを制作。最近は、木の表面が毛羽立つように用意した特製のパネル「毛が生えるパネル」をチェーンソーで削り、動物や人間の毛や皮膚を表現した作品も展開している。

 主な個展に、「猫の寝方」(Social Kitchen、京都、2010/企画:中村史子[愛知県美術館学芸員])、「Wonderful Man」(Gallery Kiche、ソウル、2015)、「We Mammals」(ケンジタキギャラリー、名古屋、2016)、「Wonderful Days」(ケンジタキギャラリー、東京、2017)など。2017年にリヨン・ビエンナーレに参加、2019年「アイチアートクロニクル1919-2019」(愛知県美術館、~2019年6月23日)に出品。

 アーティスト・イン・レジデンスとして、2015年に国際芸術センター青森、2018年には秋吉台国際芸術村派遣によりキョンギ・クリエーション・センター(韓国)、BEPPU PROJECT派遣によりDia Projects(ホーチミン、ベトナム)にて滞在制作を行った。

 本展では、人と動物、あるいは人間同士の「愛着」に焦点を当てたシリーズのほか、「毛の生えるパネル」を使った壁面作品や木彫など新作を展示。油絵具でできた小さな鳥が多数並ぶ、鳥かごのインスタレーション作品も発表する。