EXHIBITIONS
ウィーン世紀末 夢の影 宮崎郁子
宮崎郁子は、19世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレの人物画をもとに、平面作品から立ち上がる視覚的イメージを、独自の色彩と装飾性を加えた立体造形として表現する人形作家。物心ついた10歳の頃から人形づくりをはじめ、1995年のある日、シーレの画集との出会いが転機となった。
以降、宮崎はその世界に自身を投影し、考察の対象を「人間のかたち」から「祈り」の存在へと変遷させ、四半世紀にわたってシーレをオマージュする作品を展開している。シーレ没後100年の2018年には、エゴン・シーレ・アートセンター(チェコ)で個展を開催。作品11点が同館コレクションに収蔵された。
本展では、装飾的で煌びやかな文化のなかに、人間の不安や恐れ、エロスが交錯し、生と死のあわいに垣間見えた世紀末の「夢の影」、そして困難な問題に直面する現代に生きる私たちの「夢の影」を、シーレとその師グスタフ・クリムトへのオマージュ作品を交えて紹介する。
以降、宮崎はその世界に自身を投影し、考察の対象を「人間のかたち」から「祈り」の存在へと変遷させ、四半世紀にわたってシーレをオマージュする作品を展開している。シーレ没後100年の2018年には、エゴン・シーレ・アートセンター(チェコ)で個展を開催。作品11点が同館コレクションに収蔵された。
本展では、装飾的で煌びやかな文化のなかに、人間の不安や恐れ、エロスが交錯し、生と死のあわいに垣間見えた世紀末の「夢の影」、そして困難な問題に直面する現代に生きる私たちの「夢の影」を、シーレとその師グスタフ・クリムトへのオマージュ作品を交えて紹介する。