EXHIBITIONS
ティアン&ソーン展「Fallen Cycle」
タイを拠点に活動するアーティスト、ティアンとソーンによる日本初の2人展が開催される。
ティアンとソーンはともにバンコク生まれ、20代の若手作家。多様な素材と表現を用い、それぞれ個人の制作と並行して共同制作を行う。2人のコラボレーション作品はこれまで、2018年の第1回バンコク・ビエンナーレのほか、タイやドイツのギャラリー、また野外空間で展示されてきた。
本展では、床に散らばる枯葉をモチーフとした《Fallen Cycle(Clay)》と、壁に展示された、吾山という名の僧侶による俳句を引用した文字の作品《Fallen Cycle(Paper)》からなるインスタレーションを発表。
ギャラリーの床に散らばる《Fallen Cycle(Clay)》は、乾燥した葉を模したセラミック片で構成され、自然の文脈から生まれた葉は、人間から見た自然の循環を表している。いっぽう《Fallen Cycle(Paper)》は、花吹雪と雪を例え、死滅を表現した「花と見し 雪はきのふぞ もとの水」という俳句を紙から切り取り、文字を別々に組み直して壁に展示した作品。画廊という限られた空間内で2つの作品は調和を保ちながら配置され、静止しつつ同時に流れる時間を生み出す。
ティアンとソーンはともにバンコク生まれ、20代の若手作家。多様な素材と表現を用い、それぞれ個人の制作と並行して共同制作を行う。2人のコラボレーション作品はこれまで、2018年の第1回バンコク・ビエンナーレのほか、タイやドイツのギャラリー、また野外空間で展示されてきた。
本展では、床に散らばる枯葉をモチーフとした《Fallen Cycle(Clay)》と、壁に展示された、吾山という名の僧侶による俳句を引用した文字の作品《Fallen Cycle(Paper)》からなるインスタレーションを発表。
ギャラリーの床に散らばる《Fallen Cycle(Clay)》は、乾燥した葉を模したセラミック片で構成され、自然の文脈から生まれた葉は、人間から見た自然の循環を表している。いっぽう《Fallen Cycle(Paper)》は、花吹雪と雪を例え、死滅を表現した「花と見し 雪はきのふぞ もとの水」という俳句を紙から切り取り、文字を別々に組み直して壁に展示した作品。画廊という限られた空間内で2つの作品は調和を保ちながら配置され、静止しつつ同時に流れる時間を生み出す。