EXHIBITIONS
城谷耕生のプロダクトデザイン
人と人のつながりから生まれる形
城谷耕生は長崎県出身のデザイナー。東京でデザインを学んだのち、1991年にイタリアに渡り、95年よりデザイナーとしてミラノを拠点に活動を開始する。2002年に帰郷し、雲仙市小浜町に「STUDIO SHIROTANI」を設立。この地に拠点を移して現在に至る。
城谷は自身のデザインを、人目を引く新しいかたちを生み出すことではなく、「ものをつくるという活動を通して人をつないでいく」ことだと語る。例えば、昔の人の知恵や技術をいまの人に伝えること。地域文化のなかで残すべきものは何かを、多くの人とリサーチすること。そうした「人同士のつながり」をまずつくり、その結果としてかたちになった食器や照明、家具などのものが、自身のプロダクトデザインであるとしている。
人と人のつながりから生まれた城谷のプロダクトはじつに様々。しかし一貫して、あたかも「もの」の原型を垣間見せるかのような不思議な美しさが一つひとつに宿っており、使い手の心を強くとらえる。
本展では、長崎県美術館が所蔵する作品に、作家からの特別出品を加えた、プロダクトデザイン約80点を紹介。城谷の多岐にわたる仕事の原点を見せてくれる作品群を楽しみたい。
城谷は自身のデザインを、人目を引く新しいかたちを生み出すことではなく、「ものをつくるという活動を通して人をつないでいく」ことだと語る。例えば、昔の人の知恵や技術をいまの人に伝えること。地域文化のなかで残すべきものは何かを、多くの人とリサーチすること。そうした「人同士のつながり」をまずつくり、その結果としてかたちになった食器や照明、家具などのものが、自身のプロダクトデザインであるとしている。
人と人のつながりから生まれた城谷のプロダクトはじつに様々。しかし一貫して、あたかも「もの」の原型を垣間見せるかのような不思議な美しさが一つひとつに宿っており、使い手の心を強くとらえる。
本展では、長崎県美術館が所蔵する作品に、作家からの特別出品を加えた、プロダクトデザイン約80点を紹介。城谷の多岐にわたる仕事の原点を見せてくれる作品群を楽しみたい。