EXHIBITIONS
小さなデザイン 駒形克己展
駒形克己は、『Little Eyes』『Little Tree』など、シンプルな素材で豊かなコミュニケーションの可能性を探る絵本づくりで知られる造本作家、デザイナー。永井一正のもと、日本デザインセンターで初期のキャリアを積んだのち渡米し、ニューヨークのCBS本社やシェクターグループでグラフィックデザイナーとして活躍する。
83年に帰国した駒形は、オフコースや安全地帯などのレコードジャケットのほか、COMME des GARÇONSの招待状などのデザインを担当。86年に出版・デザイン会社「ONE STROKE」を設立し、以後多数の絵本を出版。89年に生まれた長女の成長と向き合うことからスタートした絵本づくりは、シンプルな素材で豊かなコミュニケーションの可能性を探るもので、国内外で注目を集めている。90年代後半以降は絵本に加え、ワークショップの活動にも力を注いでいる。
2012年に急性リンパ性白血病を発病、翌年骨髄移植を受け退院。その翌年、駒形の手話絵本の制作過程に密着したドキュメンタリー番組が放送され、同番組が国際エミー賞にノミネート。復帰後の14年からは後進の指導にあたり、16年には、ボローニャ国際児童図書展にて、RAGAZZI SPECIAL MENTION AWARDを受賞する。
本展では、駒形のアメリカ時代の実験的な試作から、音楽、ファッションでの仕事、絵本の制作プロセスを伝えるアイデアスケッチまでを展示。作品約300点を通して、作家の初期から現在までの足跡をたどる。
「小さなこと」を大切にしてきた駒形。手に収まる小さなサイズ、少数の人々とささやくような関係性から生まれた作品の数々を楽しみたい。
83年に帰国した駒形は、オフコースや安全地帯などのレコードジャケットのほか、COMME des GARÇONSの招待状などのデザインを担当。86年に出版・デザイン会社「ONE STROKE」を設立し、以後多数の絵本を出版。89年に生まれた長女の成長と向き合うことからスタートした絵本づくりは、シンプルな素材で豊かなコミュニケーションの可能性を探るもので、国内外で注目を集めている。90年代後半以降は絵本に加え、ワークショップの活動にも力を注いでいる。
2012年に急性リンパ性白血病を発病、翌年骨髄移植を受け退院。その翌年、駒形の手話絵本の制作過程に密着したドキュメンタリー番組が放送され、同番組が国際エミー賞にノミネート。復帰後の14年からは後進の指導にあたり、16年には、ボローニャ国際児童図書展にて、RAGAZZI SPECIAL MENTION AWARDを受賞する。
本展では、駒形のアメリカ時代の実験的な試作から、音楽、ファッションでの仕事、絵本の制作プロセスを伝えるアイデアスケッチまでを展示。作品約300点を通して、作家の初期から現在までの足跡をたどる。
「小さなこと」を大切にしてきた駒形。手に収まる小さなサイズ、少数の人々とささやくような関係性から生まれた作品の数々を楽しみたい。