EXHIBITIONS
石川和人、品川はるな「IMPROVISATION MAR. 2021」
石川和人と品川はるなによる2人展「IMPROVISATION MAR. 2021」がEUKARYOTEで開催される。
石川は、情報/テクノロジーが発展した現代における、私たちのアイデンティティを主なテーマに作品制作を行う写真家。大量のインクで出力し、イメージを重ね合わせる技法によって、色が混ざり合い輪郭が曖昧になった被写体を浮かび上がらせる「Humanity」のシリーズなどを発表してきた。
品川は、キャンバスを窓に見立てて絵画作品を制作。本来、絵具が画面に定着することによって制作者がイメージするものに変化するはずの絵画を、あえて定着させない技法を用いることで、多様な視覚媒体があふれる現代におけるイリュージョンや絵画の構成要素について問いかける。
コインの表裏のように私たちに見えている物事の裏側を、質量をもって可視化させようと試みる2人が、今回初めて共同で作品を制作。本展では各々の新作と合わせ、コラボレーション作品を発表する。
本展において品川は、物質と速度にアプローチするかのようにメディアの質量をその場に具現化。いっぽう石川は、テクノロジーの目としてのカメラを使用し、デジタル化の速度、デジタルメモリー化される記憶、均一化され続ける個性を現代的な写真行為に落とし込むことで、見え隠れしていた裏側的な世界を表面化させる。
デジタル化への拒絶ではなく、飛び込むことで見えてくる仮想空間から逸脱しようとした時に生まれた、強固なかたちや行為が作品群として並ぶ。
石川は、情報/テクノロジーが発展した現代における、私たちのアイデンティティを主なテーマに作品制作を行う写真家。大量のインクで出力し、イメージを重ね合わせる技法によって、色が混ざり合い輪郭が曖昧になった被写体を浮かび上がらせる「Humanity」のシリーズなどを発表してきた。
品川は、キャンバスを窓に見立てて絵画作品を制作。本来、絵具が画面に定着することによって制作者がイメージするものに変化するはずの絵画を、あえて定着させない技法を用いることで、多様な視覚媒体があふれる現代におけるイリュージョンや絵画の構成要素について問いかける。
コインの表裏のように私たちに見えている物事の裏側を、質量をもって可視化させようと試みる2人が、今回初めて共同で作品を制作。本展では各々の新作と合わせ、コラボレーション作品を発表する。
本展において品川は、物質と速度にアプローチするかのようにメディアの質量をその場に具現化。いっぽう石川は、テクノロジーの目としてのカメラを使用し、デジタル化の速度、デジタルメモリー化される記憶、均一化され続ける個性を現代的な写真行為に落とし込むことで、見え隠れしていた裏側的な世界を表面化させる。
デジタル化への拒絶ではなく、飛び込むことで見えてくる仮想空間から逸脱しようとした時に生まれた、強固なかたちや行為が作品群として並ぶ。