EXHIBITIONS
大田黒衣美「spot」
ギリシャ神話の『ナルキッソス』に着想を得て、大田黒衣美自身が紡ぎ出した物語が核となった一連の作品で構成された展覧会「spot」が開催される。
大田黒は、これまでも日常に潜む説明しがたい出来事や、正気と狂気の狭間にあるような人間の精神のあり様をテーマに制作をおこなってきた。チューイングガムやウズラの卵の殻など、物語に合わせて選択された様々な素材は、個人が内包している未形で茫洋とした存在と外界とが通じるための想像の受け皿として選択される。
「絵を描く」という原初的であり身体的な手段を繰り返すことで、肉体存在の不確実性や曖昧な自己認識に対峙し制作を続ける大田黒が、本展では手段と素材を限定し、より直接的な表現を試みている。
大田黒は、これまでも日常に潜む説明しがたい出来事や、正気と狂気の狭間にあるような人間の精神のあり様をテーマに制作をおこなってきた。チューイングガムやウズラの卵の殻など、物語に合わせて選択された様々な素材は、個人が内包している未形で茫洋とした存在と外界とが通じるための想像の受け皿として選択される。
「絵を描く」という原初的であり身体的な手段を繰り返すことで、肉体存在の不確実性や曖昧な自己認識に対峙し制作を続ける大田黒が、本展では手段と素材を限定し、より直接的な表現を試みている。