EXHIBITIONS
山本一弥
エントランス
2002年に武蔵野美術大学大学院を修了し、その後首都圏を拠点に、あくまでも彫刻というジャンルにこだわり制作と発表を続けてきた山本一弥。「重力の可視化」と「エロティシズムの表出」を試みながら、近年の作品には「皺」や「襞」などの有機的なモチーフを採用している。
山本は日頃、雑誌などに掲載される衣服に寄った皺や起伏のある皮膚の写真を数多くファイリングし、それらを発想源に、重力と人の動きによって生まれる身体性を表現する。実際の皺が平面に写し取られたのち、再度立体化され「身体」が与えられるという、3次元→2次元→3次元という行為がその過程において繰り返される。
本展では、2mを越す大きな作品「エントランス」が発表され、まるで宗教的な儀式に参列したかのような、「敬虔」に満ちた作品に仕上げられている。
山本は日頃、雑誌などに掲載される衣服に寄った皺や起伏のある皮膚の写真を数多くファイリングし、それらを発想源に、重力と人の動きによって生まれる身体性を表現する。実際の皺が平面に写し取られたのち、再度立体化され「身体」が与えられるという、3次元→2次元→3次元という行為がその過程において繰り返される。
本展では、2mを越す大きな作品「エントランス」が発表され、まるで宗教的な儀式に参列したかのような、「敬虔」に満ちた作品に仕上げられている。