EXHIBITIONS
ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ:どこにもない場所のこと
韓国のアーティスト・デュオ、ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホが、日本では初となる大規模個展「どこにもない場所のこと」を金沢21世紀美術館で開催する。
ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホは2009年に結成。当初より「現代世界における芸術の社会的機能と役割は何か」を問いかけるプロジェクト「News from Nowhere」を軸に作品を展開し、様々な領域の専門家との対話と協働のための実践的なプラットフォームを提唱してきた。
2012年のドクメンタにおいて、最初のサイトスペシフィックな共同作品を発表。現代社会が直面する課題を抽出し、そこで生きる私たちに詩的かつ象徴的なメッセージを投げかける映像作品で世界的に高く評価されている。
本展は、未来の人類が生存と自由の獲得のために葛藤する姿を詩的に描いた新作映像インスタレーション、2021年に韓国国立近現代美術館で発表された《News from Nowhere : Freedom Village》、そしてアポカリプス前後の異なる時間軸とその接続を精緻に描き出した代表作《世界の終わり》の3作品を軸に構成される。いずれもドキュメンタリーとフィクションの間を往還しながら、社会システムの矛盾や国家・世界のあり様を問いかけるこれらの作品を通して、各々に通底する歴史横断的な視点から世界の「いま」を読み解く。
さらに本展では、2人が2018年から進めてきた金石地区(金沢市)での滞在制作にふれ、映像、ドローイング、マケットなどを通じて、その思考と活動を多面的に紹介する。
ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホは2009年に結成。当初より「現代世界における芸術の社会的機能と役割は何か」を問いかけるプロジェクト「News from Nowhere」を軸に作品を展開し、様々な領域の専門家との対話と協働のための実践的なプラットフォームを提唱してきた。
2012年のドクメンタにおいて、最初のサイトスペシフィックな共同作品を発表。現代社会が直面する課題を抽出し、そこで生きる私たちに詩的かつ象徴的なメッセージを投げかける映像作品で世界的に高く評価されている。
本展は、未来の人類が生存と自由の獲得のために葛藤する姿を詩的に描いた新作映像インスタレーション、2021年に韓国国立近現代美術館で発表された《News from Nowhere : Freedom Village》、そしてアポカリプス前後の異なる時間軸とその接続を精緻に描き出した代表作《世界の終わり》の3作品を軸に構成される。いずれもドキュメンタリーとフィクションの間を往還しながら、社会システムの矛盾や国家・世界のあり様を問いかけるこれらの作品を通して、各々に通底する歴史横断的な視点から世界の「いま」を読み解く。
さらに本展では、2人が2018年から進めてきた金石地区(金沢市)での滞在制作にふれ、映像、ドローイング、マケットなどを通じて、その思考と活動を多面的に紹介する。