展示室が遊び場に。KOSUGE1-16が会場構成を手がける「普通じゃない」子ども絵画展とは?
千葉県の市原湖畔美術館で、市内の幼稚園・小学校から公募で集まった絵画を展示する「第5回 市原湖畔美術館子ども絵画展」を開催。同館のパーマネントワークの作家でもあるKOSUGE1-16が会場構成を担当する。会期は2月24日〜3月11日。
千葉県の市原湖畔美術館が、2013年のリニューアルオープン以来毎年、市内の幼稚園・小学校から絵を公募して開催している「市原湖畔美術館子ども絵画展」。毎回デザイナーやアーティストに会場構成を依頼し、単に絵を並べるだけでなく、空間全体が子たちの遊び場になるような空間をつくってきた。
第5回目を迎える今回は、同館のパーマネントワークの作家でもあるKOSUGE1-16が会場構成を担当。土谷享と車田智志乃による美術家ユニットであるKOSUGE1-16は、参加型の作品を通し、参加者同士あるいは作品と参加者の間に「もちつもたれつ」という関係をつくりだす活動を行っている。
集まった6522点の絵の中から、入選作全334点を展示する本展。展示室内には、常設作品である《Toy Soldier》が、子供たちの自由な表現を守るため仲間を引き連れて登場。トイソルジャーがお絵かきをした痕跡や、子供たちが動かして遊べるパペット人形のトイソルジャーなどが現れる。