アートが紡ぐ、新しい体験。
若手女性作家4名による展覧会
「まつり、まつる」が開催
東京・青山のspiralで、「まつり、まつる」が開催される。本展は、市原えつこ、久保寛子、スクリプカリウ落合安奈、桝本佳子ら若手女性作家4名によるグループ展。会期は7月19日〜8月5日。
「Ascending Art Annual」は、東京・青山のスパイラルが2017年からスタートさせた、若手女性作家を中心に紹介する展覧会シリーズだ。第2回目となる今回は、市原えつこ、久保寛子、スクリプカリウ落合安奈、桝本佳子ら4名の作品が展示される。
今回のテーマは「まつり、まつる」。「祭り」「奉り」「祀り」「政り」「纏り」など、様々に表される「まつり」は、神を祀る(まつらう)から派生し、祈祷・祝祭はもとより、政治や衣服、そして関係性を尊ぶなど多様な意味を持つ。
「まつり」を出発点とし、日本的な文化・習慣・信仰や、文化人類学の観点からそれぞれの技法で制作をする4名の作家は、いずれも足元の文化を紐解き、歴史と対話しながらも、既存の枠組みにとらわれない発想やテクノロジーによって作品を制作し、鑑賞者に新たな体験を紡ぎ出す。その作品群で構成される展示空間は、現代社会における「まつり」の可能性をどう広げてくれるのだろうか。