ベルナール・アルノーとLVMH、ノートルダム大聖堂の再建に2億ユーロの拠出を発表
フランス・パリを拠点にするLVMHグループとその代表を務めるベルナール・アルノーが、火災で一部が焼失したノートルダム大聖堂再建のために2億ユーロを拠出すると発表した。
現地時間4月15日18時50分頃にパリのノートルダム大聖堂で発生した火災。世界中からその一部焼失を嘆く声が上がるなか、パリを拠点にするLVMHグループが2億ユーロ(約253億円)の拠出を発表した。
LVMHグループは、ルイ・ヴィトンをはじめとするラグジュアリー・ブランドを多数有するファッショングループで、その代表はベルナール・アルノーが務めている。
今回の火災に対し、LVMHはInstagramを通じて「国家的な悲劇に対し、アルノーファミリーとLVMグループはノートルダムを支援します。フランスの歴史において不可欠なこの建築の再建に合計2億ユーロを拠出します」と明らかにした。
ベルナール・アルノーはアート界においても絶大な影響力を持っており、パリ郊外に2014年、文化複合施設「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」を建設。数多くの所蔵品を展示するスペースは、パリの観光名所のひとつとなっている。
なおこれに先立ち、同じくラグジュアリーグループ・ケリングを有するフランソワ・ピノーは、1億ユーロの支援を申し出ている。