石川直樹が8000メートル峰全14座制覇。登頂までの激動の日々を記した著書『最後の山』が2025年に刊行へ
10月4日、写真家・文筆家の石川直樹がヒマラヤ山脈の8000メートル峰・シシャパンマに登頂し、世界の8000メートル峰全14座を制覇する快挙を成し遂げた。その記録『最後の山』が2025年に新潮社より刊行される。
10月4日、写真家・文筆家の石川直樹がヒマラヤ山脈の8000メートル峰・シシャパンマに登頂し、世界の8000メートル峰全14座を制覇する快挙を成し遂げた。その14座目への登頂をめぐるルポルタージュ『最後の山』が2025年に新潮社より刊行される。
石川は1977年、東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』『POLAR』で日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞写真賞を受賞、2011年『CORONA』で土門拳賞、2020年『EVEREST』『まれびと』で日本写真協会賞作家賞を受賞。2008年に開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』や、『地上に星座をつくる』など著書多数。
シシャパンマでは23年10月、山頂付近で米国人女性登山家2名とシェルパ2名が雪崩により死亡する事故が発生。当時、石川も同じく山頂を目指していたが、雪崩の発生を受け山頂間近で断念。今回、1年ぶりの悲願を達成した。