EXHIBITIONS
岩崎奏波 個展「7本足で夢をみる」
下北沢アーツは、アーティスト・岩崎奏波の個展「7本足で夢をみる」を開催する。
岩崎は1996年沖縄県生まれ、2022年に多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画を修了。修了展におけるインスタレーションは、大小の絵画、焼き物や雑貨に窓から差し込む自然光も組み入れた現実と幻想世界を行き来する白昼夢のような雰囲気が印象的だった。近年、個展やグループ展など積極的に作品を発表しており、その独自の世界観で将来が期待される若手作家のひとりだ。
グスタフ・クリムト、ダミアン・ハーストの「自然史」シリーズ、日本画の動物表現、ミロコマチコらに影響を受けたという岩崎。その絵画で特徴的なモチーフは「生き物」だ。緑、青、茶などを基調とした柔らかな色彩のなかで生きる「生き物」は、よく知る動物のように見えるが、岩崎の絵画空間のなかでは新たなかたちを得て生きている。それは現実のすぐ隣にありながら、人間には決して立ち入ることのできない神獣達の世界を思わせる。そのとらえ所のない表情は、優しくも厳かで、人を癒し時に荒ぶる自然そのものにも感じられる。
作家は次のステイトメントを出している。「絵を描くことで、絵画空間と自身の存在する空間がどのように異なり、または繋がっているのかを確かめる。絵画という空間が可能にすることを探りながら制作をしている(岩崎奏波)」。
岩崎は1996年沖縄県生まれ、2022年に多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画を修了。修了展におけるインスタレーションは、大小の絵画、焼き物や雑貨に窓から差し込む自然光も組み入れた現実と幻想世界を行き来する白昼夢のような雰囲気が印象的だった。近年、個展やグループ展など積極的に作品を発表しており、その独自の世界観で将来が期待される若手作家のひとりだ。
グスタフ・クリムト、ダミアン・ハーストの「自然史」シリーズ、日本画の動物表現、ミロコマチコらに影響を受けたという岩崎。その絵画で特徴的なモチーフは「生き物」だ。緑、青、茶などを基調とした柔らかな色彩のなかで生きる「生き物」は、よく知る動物のように見えるが、岩崎の絵画空間のなかでは新たなかたちを得て生きている。それは現実のすぐ隣にありながら、人間には決して立ち入ることのできない神獣達の世界を思わせる。そのとらえ所のない表情は、優しくも厳かで、人を癒し時に荒ぶる自然そのものにも感じられる。
作家は次のステイトメントを出している。「絵を描くことで、絵画空間と自身の存在する空間がどのように異なり、または繋がっているのかを確かめる。絵画という空間が可能にすることを探りながら制作をしている(岩崎奏波)」。