2月に見るべき展覧会ベスト14
2025年2月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。
株式会社ヘラルボニーが、東京・銀座レンガ通り沿いにヘラルボニー初となる都内の常設店舗「HERALBONY LABORATORY GINZA(ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ)」をオープンさせる。
総合開館30周年を迎えた東京都写真美術館とその周辺施設で「恵比寿映像祭2025」がスタート。会場では「Docs ―これはイメージです―」をテーマに、11の国と地域から参加した39名のアーティストらによる作品が一堂に展示されている。会期は2月16日まで。
仏大統領がルーヴル美術館での大規模改修計画を発表した前夜、ラシダ・ダチ文化相が、国民議会での最終採決を待つ今年度の文化予算をふまえた政策に言及。このまま採択されると、とくに影響を被る舞台芸術分野での削減額は1億3000万ユーロ(約210億円)にもなると言われ、同分野の複数の団体から抗議の声が上がっている。混乱する状況を速報する。
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
東京のYUKIKOMIZUTANIで、林樹里と坪本知恵の2人展「うつろの疏水をながめたとき」が開催される。両作家がそれぞれ異なる方法で世界と対話し、自然と人工、過去と未来といった対極的なテーマを扱う作品が展示される。会期は2月8日〜3月1日
「毎日オークション」を子会社に持つ株式会社マイナビと、「SBIアートオークション」を子会社に持つSBIホールディングス株式会社は、両者を統括する「SBI毎日アートホールディングス株式会社」(仮称)を設立する。
大塚国際美術館で、美術史上最大の未解決盗難事件で消失したフェルメールによる傑作《合奏》を陶板で原寸大に再現した作品が3月18日より常設展示される。
宮城・仙台市のせんだいメディアテークの館長に、日本文学研究者で早稲田大学特命教授のロバート・キャンベルが就任する。
アーティストユニット・米谷健+ジュリアによる個展「CRYSTAL PALACE」がart cruise galleryでスタートした。
アフリカ大陸を代表する現代アートフェア「Investec Cape Town Art Fair 2025」が、2月21日〜23日の会期で南アフリカ・ケープタウンにて開催される。今回で12回目を迎える同フェアには、東京からのギャラリーも初めて参加する。
北海道積丹町にある温泉施設「岬の湯しゃこたん」を舞台に、実験的な芸術祭として「積丹温泉芸術祭」が初開催される。会期は2月15日〜24日の10日間。
「創作アプリケ」で知られる宮脇綾子を造形作家としてとらえ、その創造の魅力を美術史の観点から見直す展覧会「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」が東京ステーションギャラリーで開催中。手芸の域を超え、美術のジャンルをも無化する、軽やかな感性とたぐいまれな造形センスを実感できる。
株式会社帝国ホテルは、2026年春の開業に向け京都市東山区で準備を進めている新規ホテルの名称を「帝国ホテル 京都」に決定。またロゴマークも発表した。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ルーヴル美術館の大規模改修計画を発表した。「ルーヴル・ヌーヴェル・ルネサンス」と呼ばれるこの改修計画では、新しい入り口や《モナ・リザ》の専用展示空間などが設置される。
神奈川・横浜市の横浜市民ギャラリーが開館60周年。この節目に「コレクションの地層」をテーマとしたコレクション展が開催される。会期は2月21日~3月9日。
アーツカウンシル東京で、フォーラム「芸術文化と都市の力: 国際展開の新たな機会と挑戦」が2月20日に開催される。
レゴジャパンは、アートコレクションの新製品としてフィンセント・ファン・ゴッホの名作《ひまわり》をテーマにした「レゴ®アート Vincent van Gogh<ひまわり>」を発売する。
京都の世界遺産・二条城で開催されるアンゼルム・キーファーの個展「アンゼルム・キーファー:ソラリス」。その会期が3月31日〜6月22日に決定した。