「横浜市民ギャラリーコレクション展2025 コレクションの地層」が開催。横浜市の所蔵作品の歴史を遡る
神奈川・横浜市の横浜市民ギャラリーが開館60周年。この節目に「コレクションの地層」をテーマとしたコレクション展が開催される。会期は2月21日~3月9日。
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神奈川・横浜市の横浜市民ギャラリーが開館60周年。この節目に「コレクションの地層」をテーマとしたコレクション展が開催される。会期は2月21日~3月9日。
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横浜市民ギャラリーが所蔵する約1300 点のコレクションは、おもに1964年の開館から90年代半ばまでのあいだに開催された、企画展や国際交流展を機に収蔵された。
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本展では桜木町駅前に所在した最初期(1964~74)に収集された絵画などの作品を取り上げるほか、2代目市民ギャラリー時代に開催された「ヨコハマ漫画フェスティバル」(1978)でマンガ家らが一堂に会し描いた横浜にまつわる1コママンガのコレクション、そして80年代後半よりまとまった収集が行われ、コレクション内で最多点数を成す多彩な写真作品を展示する。章構成は「初代横浜市民ギャラリー期の収集作品―1974年まで」「漫画コレクション―1978年ヨコハマ漫画フェスティバル」「写真の収集―1980年代以降の新たな地層」の3章となる。
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また、小特集では福島瑞穂の作品を展示。福島は1936年生まれ。パリ留学を経て深化させた大胆な肉体表現や、生と死をめぐる強烈な主題で知られており、1977年の個展開催をはじめ、横浜市民ギャラリーでの展覧会に多数出品するなど、当館にゆかりの深い作家だ。本展では当館所蔵の油彩、水彩、版画による作品が紹介される。。
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出店予定作家は以下のとおり。秋山庄太郎、五十嵐英壽、入江泰吉、入江正巳、江見絹子、遠藤典太、大野増穂、岡田青慶、岡本太郎、奥村泰宏、垣内治雄、川島実、北井一夫、木下陽一、國領經郎、小島一谿、斎藤顕治、斎藤義重、須田一政、添田定夫、田代利夫、田沼武能、常盤とよ子、土門拳、中島清之、芳賀日出男、英伸三、浜口タカシ、林勇、林忠彦、ヒサクニヒコ、日向茂生、兵藤和男、福島瑞穂、藤倉忠明、前川かずお、森田拳次、矢尾板賢吉、八島一夫、柳原良平、やなせたかし。