誰かのシステムがめぐる時

　トーキョーアーツアンドスペース（TOKAS）本郷で、トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2023 成果発表展「誰かのシステムがめぐる時」が開催される。

　TOKASは2006年よりレジデンス・プログラムを開始し、様々な分野のクリエーターに制作の機会を提供してきた。2会期にわたって実施される本展では、2022年度に海外各地の提携機関や東京のTOKASレジデンシーに滞在した11組のアーティストを紹介。

　第1期の参加作家は芦川瑞季、タイラー・コバーン、早崎真奈美、トレイシー・スネリング、渡邊拓也、Zakkubalan（アルバート・トーレン＆空音央）の6組。第2期では、新井卓、ベルトラン・フラネ、ラービッツシスターズ（ベネディクト・ジャコブ＆ロール＝アンヌ・ジャコブ）、太田遼、グシェゴシュ・ステファンスキの5組が作品を展示する。

　会場では、各々の視点から複雑化していく社会構造と自身の関係性を探り、システムの存在や成り立ちを顕在化させようと試みた作品の数々を楽しむことができるだろう。