EXHIBITIONS
第16回写真「1_WALL」グランプリ受賞者個展
千賀健史
Suppressed Voice
インドの学歴社会やカースト問題に直面する少年たちの夢や希望を失ったときの選択や生き続ける事の可能性をテーマにした作品《Bird, Night, and then》で、第16回写真「1_WALL」グランプリを受賞した千賀健史。審査員からは「これまでのフォトジャーナリズムの方法論とは違う新しいドキュメンタリーのかたちの模索」と高く評価された。
千賀は、インドで出会う人々の抱える問題について文献を調べ、現地での調査を行いながら写真を撮影。社会問題を取り扱いながら、事実をただ写すことだけが問題に迫る方法ではないと考え、より問題の本質を伝えるために架空のストーリーを織り交ぜて事実を再構成している。政治的、社会的背景や、人々の感情の構造にも注目し、ときに遭遇する不条理や、何が正解なのか、その正解を追い求めることすら必要とされていない状況について、写真を通して伝えることを試みている。
本展では、グランプリ受賞後にインドに赴き撮影した新たなシリーズを展示。インドにおける児童労働をテーマに、進学を諦めて働くことを余儀なくされた、ある少年の失踪から発見までを追う。
千賀は、インドで出会う人々の抱える問題について文献を調べ、現地での調査を行いながら写真を撮影。社会問題を取り扱いながら、事実をただ写すことだけが問題に迫る方法ではないと考え、より問題の本質を伝えるために架空のストーリーを織り交ぜて事実を再構成している。政治的、社会的背景や、人々の感情の構造にも注目し、ときに遭遇する不条理や、何が正解なのか、その正解を追い求めることすら必要とされていない状況について、写真を通して伝えることを試みている。
本展では、グランプリ受賞後にインドに赴き撮影した新たなシリーズを展示。インドにおける児童労働をテーマに、進学を諦めて働くことを余儀なくされた、ある少年の失踪から発見までを追う。