EXHIBITIONS
qp個展「セルヴェ」
美術、イラストレーション、写真、映像と様々なメディアを横断するアーティスト、qp(キューピー)の7年ぶりとなる新作個展が開催されている。
qpは1979年兵庫県生まれ。大阪芸術大学卒業。2000年代中盤よりイラストレーターとして活動を始め、雑誌『真夜中』(リトルモア)や谷川俊太郎の詩集『二十億光年の孤独』(集英社文庫)の表紙、フレッドペリーの店舗ディスプレイなどを手がけた。主な個展に「私たちは夜です」(Black bird White bird、京都、2012)、「残す」(GALLERY&WORKSHOP はちどり、東京、2011)、「それを見ている」(ガーディアン・ガーデン、東京、2007)など。パープルームの展覧会には、最初の展覧会「パープルーム大学」(2014)から7回参加している。
本展では、デジタルペイントに移行する以前のアニメーション制作の手法である、セル画を用いた新作を発表。「植物と鉱物の結婚。アール・ヌーヴォーとアニメーションの結婚」をテーマとした新作には、セル画を用いながらもキャラクターは登場しない。その代わりとして有機的な曲線とカラフルな玉を組み合わせた不思議な形態で描き、作家が様々な分野で試み育んできた想像力によって、詩的かつ工学的なイメージが共存している。
「曲線は自分がいるべき場所を探しながら植物のツルのように伸びていく。分岐し、角度を変え、どこかで止まって光る玉を生む。光る玉は、べつの光る玉と交信をはじめる。そして、展示室に飾られた1枚1枚の絵の中の玉同士もまた、それぞれの絵を超えて交信をはじめるだろう(qp)」
qpは1979年兵庫県生まれ。大阪芸術大学卒業。2000年代中盤よりイラストレーターとして活動を始め、雑誌『真夜中』(リトルモア)や谷川俊太郎の詩集『二十億光年の孤独』(集英社文庫)の表紙、フレッドペリーの店舗ディスプレイなどを手がけた。主な個展に「私たちは夜です」(Black bird White bird、京都、2012)、「残す」(GALLERY&WORKSHOP はちどり、東京、2011)、「それを見ている」(ガーディアン・ガーデン、東京、2007)など。パープルームの展覧会には、最初の展覧会「パープルーム大学」(2014)から7回参加している。
本展では、デジタルペイントに移行する以前のアニメーション制作の手法である、セル画を用いた新作を発表。「植物と鉱物の結婚。アール・ヌーヴォーとアニメーションの結婚」をテーマとした新作には、セル画を用いながらもキャラクターは登場しない。その代わりとして有機的な曲線とカラフルな玉を組み合わせた不思議な形態で描き、作家が様々な分野で試み育んできた想像力によって、詩的かつ工学的なイメージが共存している。
「曲線は自分がいるべき場所を探しながら植物のツルのように伸びていく。分岐し、角度を変え、どこかで止まって光る玉を生む。光る玉は、べつの光る玉と交信をはじめる。そして、展示室に飾られた1枚1枚の絵の中の玉同士もまた、それぞれの絵を超えて交信をはじめるだろう(qp)」