EXHIBITIONS
斎藤義重展
日本の戦後美術を代表する前衛芸術家のひとり、斎藤義重の個展が開催されている。
斎藤は1904年青森県生まれ。ロシア未来派やダダイズムに影響を受け、古賀春江、東郷青児らが主宰した「アヴァンガルド洋画研究所」に参加。また38年に吉原治良、山口長男らとともに「九室会」、その翌年には福沢一郎らと「美術文化協会」を創立し、その後、絵画のジャンルに収まらない前衛的な造形表現を展開した。
本展では、合板の重なりが奥行きを見せる、平面とも立体ともつかないような作品《トロウッド》や、電動ドリルを使って支持体に点や線の痕跡を残した60年代の作品、また黒の板をボルトで連結させた「複合体」シリーズの作品などが展示されている。
斎藤は1904年青森県生まれ。ロシア未来派やダダイズムに影響を受け、古賀春江、東郷青児らが主宰した「アヴァンガルド洋画研究所」に参加。また38年に吉原治良、山口長男らとともに「九室会」、その翌年には福沢一郎らと「美術文化協会」を創立し、その後、絵画のジャンルに収まらない前衛的な造形表現を展開した。
本展では、合板の重なりが奥行きを見せる、平面とも立体ともつかないような作品《トロウッド》や、電動ドリルを使って支持体に点や線の痕跡を残した60年代の作品、また黒の板をボルトで連結させた「複合体」シリーズの作品などが展示されている。