EXHIBITIONS
笹岡敬「TIMES 2020」
笹岡敬は1956年富山県生まれ。主に大阪、京都を拠点に活動し、ドイツやオランダ、ベルギー、韓国など国内外での展覧会に多数参加。80年代より「Waterシリーズ」「Luminousシリーズ」「Reflexシリーズ」などのインスタレーションで水や光、熱といった無機物と、それらに関するプリミティブな原理や簡単な装置を使って「余情性」のある空間をつくり出している。
笹岡の作品にある「余情性」とは、無駄を省いた単純な構造の作品が空間を分割することによって生み出される「場」の感覚と、装置がつくり出す音や光を待つ微妙な「間」によって、見る者のなかに現れてくる意識の流れのことである。
また笹岡は近年、時間をテーマにした「TIMESシリーズ」を制作。そこにあるのは「人がものやことを認識するとはどういうことなのか」というヒトの認識に関わる作家の強い関心だ。
本展で笹岡は画廊の天窓から差す光の移ろいを、ごくシンプルな装置によって空間と時間の認識に換える作品を発表する。
笹岡の作品にある「余情性」とは、無駄を省いた単純な構造の作品が空間を分割することによって生み出される「場」の感覚と、装置がつくり出す音や光を待つ微妙な「間」によって、見る者のなかに現れてくる意識の流れのことである。
また笹岡は近年、時間をテーマにした「TIMESシリーズ」を制作。そこにあるのは「人がものやことを認識するとはどういうことなのか」というヒトの認識に関わる作家の強い関心だ。
本展で笹岡は画廊の天窓から差す光の移ろいを、ごくシンプルな装置によって空間と時間の認識に換える作品を発表する。