EXHIBITIONS

琳派の美 花鳥風月

2020.11.13 - 12.13

酒井抱一 藤蓮楓図 江戸時代

尾形光琳 秋好中宮図 江戸時代

伝尾形光琳 絖地秋草模様描絵小袖 江戸時代

「琳派」は江戸時代初期に本阿弥光悦俵屋宗達によって萌芽した、絵画・工芸・書などの芸術の流派。江戸中期にこれを継承した尾形光琳乾山兄弟によって装飾芸術として大成し、さらに江戸後期には、光琳に傾倒した酒井抱一がその芸術を顕彰している。

 琳派の作品は絵画のみならず硯箱や小袖、扇、印籠、陶器など様々な工芸分野にもおよび、四季折々の風物などをモチーフに、斬新で多彩な意匠が創出された。

 本展では、本阿弥光悦書・俵屋宗達絵の《鹿下絵新古今集和歌巻断簡》や、尾形光琳の《秋好中宮図》、尾形乾山による《色絵十二ケ月歌絵皿》(重要文化財)など琳派の優品を展観し、その魅力を紹介する。

 また本展の開催に併せて12月4日〜12月13日までの期間、尾形光琳筆《紅白梅図屏風》(国宝)を特別公開する。