EXHIBITIONS

しめかざり―祈りと形―

武蔵野美術大学 民俗資料室ギャラリー
2017.10.16 - 11.18
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宝船 秋田県秋田市

 稲のわらを用いてつくられるしめ飾りの歴史や、日本各地で異なる伝統的なデザインに焦点を当てた展覧会が開催される。

 新年の幸福と豊作をもたらす正月の神様である年(とし)神様を迎えるため、今も門や玄関などにつけられるしめ飾り。火の煙に乗って年神様に天へと帰っていただく際に行われるどんど焼きで燃やされるため、過去のものはほとんど残っていない。

 本展では、造形を観察できるよう装飾のない状態のしめ飾りを、牛蒡(ごぼう)ジメ、大根ジメ、前垂れ、玉飾り、輪飾りの5つの傾向に分類し展示。あわせて、宝船などの縁起物や鶴亀といった生物など、特徴あるテーマで選んだしめ飾りを紹介する。