EXHIBITIONS
ニューミューテーション#4 小嶋晶・小林椋
アーティストとしての活動を始めて5年未満の若手作家を取り上げる「ニューミューテーション」の今回は、小嶋晶(こじま・あき)と小林椋(こばやし・むく)の2名を迎えて開催する。
小嶋は大阪出身。看護師として手術室や集中治療室で働いたのち、芸術活動をスタートさせる。2019年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。「アニマ(ラテン語で生、魂の意)」に関心を持ち、「生」について多角的な視点から映像や立体物、ドローイングなど様々なメディアで表現を試みてきた。現在は、常識的に考えられてきた枠組みが覆されニューノーマルに置き換わる状況のなかで、日常を再構成するためのシーケンスとして「食卓」シリーズを展開している。
小林は1992年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院情報デザイン領域修了。19年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。事物に物的な装置を挿入する、あるいは類推させることで生じる飛躍や不和の現象を観察しながら、どこかぎこちない規則的な反復運動を繰り返す装置群の制作を続けている。
小嶋と小林は、すでに構成された事物や装置を対象に、もうひとつのシステムを思索することで作品を生み出す。本展は、既存の構造から未知の仕組みを生み出すその過程に注目し、2人の独自の「ありえたかもしれない」組み合わせの想像と観察の視点を探る。
私たちの生活はこれまでもいまも、小さな仕組みの組み合わせによってかたちづくられ、その組み合わせの裏側には、選択されなかった構成要素やシステムがいくつも存在している。
本展を通して、外的干渉や環境の変化にさらされるいまだからこそ、身の回りの既知のシステムに目を向け、そこに潜在する異なるレイヤーを交錯させるきっかけを創出することを目指す。
小嶋は大阪出身。看護師として手術室や集中治療室で働いたのち、芸術活動をスタートさせる。2019年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。「アニマ(ラテン語で生、魂の意)」に関心を持ち、「生」について多角的な視点から映像や立体物、ドローイングなど様々なメディアで表現を試みてきた。現在は、常識的に考えられてきた枠組みが覆されニューノーマルに置き換わる状況のなかで、日常を再構成するためのシーケンスとして「食卓」シリーズを展開している。
小林は1992年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院情報デザイン領域修了。19年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。事物に物的な装置を挿入する、あるいは類推させることで生じる飛躍や不和の現象を観察しながら、どこかぎこちない規則的な反復運動を繰り返す装置群の制作を続けている。
小嶋と小林は、すでに構成された事物や装置を対象に、もうひとつのシステムを思索することで作品を生み出す。本展は、既存の構造から未知の仕組みを生み出すその過程に注目し、2人の独自の「ありえたかもしれない」組み合わせの想像と観察の視点を探る。
私たちの生活はこれまでもいまも、小さな仕組みの組み合わせによってかたちづくられ、その組み合わせの裏側には、選択されなかった構成要素やシステムがいくつも存在している。
本展を通して、外的干渉や環境の変化にさらされるいまだからこそ、身の回りの既知のシステムに目を向け、そこに潜在する異なるレイヤーを交錯させるきっかけを創出することを目指す。