EXHIBITIONS
山口幸士「日々」
スケートボーダーの視点から世界の本質を描き出す注目のペインター・山口幸士。その個展「日々」がOIL by 美術手帖ギャラリーで開催される。
山口は1982年神奈川県生まれ。街を遊び場とするスケートボードの柔軟な視点に強く影響を受け、日常の風景や身近にあるオブジェクトをモチーフにペインティング、ドローイング、コラージュなど様々な手法を用い独自の視点に転換する。2015年から3年間、ニューヨークでの活動を経て、18年より東京を拠点としている。
山口はいずれの作品も、自身が長年続けてきたスケートボードが原点にあると言う。画材を抱えてスケートボードで移動し、初期の作品では、公園、噴水、橋の下といったスケーターたちのあいだで有名なスケートスポットを描き、支持体には水彩紙とその場所に落ちていた紙切れを貼り合わせた紙を用いていた。
17年に怪我をし、スケートボードからいったん離れたことを機に、山口の視点は屋外の壁、部屋の花瓶、住宅街の家々などへと変化し、現在は、自転車で出かけた先の身近な風景を撮影して、キャンバスのうえで絵に起こしていく手法を取っている。
本展では、山口がふと美しさを感じた日常的な風景を、軽やかに描いた新作絵画を多数発表。曖昧な輪郭と流れるようなタッチで構成された絵は、写真という記録と自身の記憶が混ざり合い、鑑賞者の記憶のなかにある風景とも呼応する。場所の持つ記憶や痕跡をフラットな視点で見ることで、その土地の背景にある本質をとらえるという山口の絵画の目的は、スケートスポットを題材にしていた初期の作品から一貫している。
なお本展出品作のうち一部作品を、抽選にて販売。抽選対象外の作品は、展覧会会場(8月6日 11:00〜)とアートEC「OIL by 美術⼿帖」(8月7日 16:00〜)で販売する。
山口は1982年神奈川県生まれ。街を遊び場とするスケートボードの柔軟な視点に強く影響を受け、日常の風景や身近にあるオブジェクトをモチーフにペインティング、ドローイング、コラージュなど様々な手法を用い独自の視点に転換する。2015年から3年間、ニューヨークでの活動を経て、18年より東京を拠点としている。
山口はいずれの作品も、自身が長年続けてきたスケートボードが原点にあると言う。画材を抱えてスケートボードで移動し、初期の作品では、公園、噴水、橋の下といったスケーターたちのあいだで有名なスケートスポットを描き、支持体には水彩紙とその場所に落ちていた紙切れを貼り合わせた紙を用いていた。
17年に怪我をし、スケートボードからいったん離れたことを機に、山口の視点は屋外の壁、部屋の花瓶、住宅街の家々などへと変化し、現在は、自転車で出かけた先の身近な風景を撮影して、キャンバスのうえで絵に起こしていく手法を取っている。
本展では、山口がふと美しさを感じた日常的な風景を、軽やかに描いた新作絵画を多数発表。曖昧な輪郭と流れるようなタッチで構成された絵は、写真という記録と自身の記憶が混ざり合い、鑑賞者の記憶のなかにある風景とも呼応する。場所の持つ記憶や痕跡をフラットな視点で見ることで、その土地の背景にある本質をとらえるという山口の絵画の目的は、スケートスポットを題材にしていた初期の作品から一貫している。
なお本展出品作のうち一部作品を、抽選にて販売。抽選対象外の作品は、展覧会会場(8月6日 11:00〜)とアートEC「OIL by 美術⼿帖」(8月7日 16:00〜)で販売する。