EXHIBITIONS
シダネルとマルタン展
最後の印象派-ベル・エポックの光の巨匠
ひろしま美術館は、「シダネルとマルタン展 最後の印象派-ベル・エポックの光の巨匠」を開催している。同館の所蔵作家である画家アンリ・ル・シダネル(1862〜1939)と、その友人の画家アンリ・マルタン(1860〜1943)を紹介する2人展。
シダネルとマルタンは、ともに19世紀末~20世紀初頭にフランスを中心に活躍した画家。1891年に2人が出会うきっかけとなったフランス芸術家協会展(ル・サロン)などの活動を通じて、深い親交を結んだ。以後、ともに画家彫刻家新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)を立ち上げるなど、生涯その友情は続いた。
2人の作品は、世紀末にはすでに名声を確立していた印象派の表現を取り入れることで、光を色彩豊かに美しく表現し、印象派の流れを汲む最後の世代と目されている。いっぽうで、印象派のように、画家が受けた印象に基づいて目の前の風景を描くのではなく、身近な人々やその生活の余韻を感じさせる情景、精霊と思しき女性像、農民の働く姿など、画家の想いを反映した作品を描いたことで、象徴主義またはアンティミスム(親密派)の画家として語られている。
本展は、シダネルとマルタンに焦点を当てる日本で初めての展覧会であり、それぞれの芸術の在り方を紹介する。
シダネルとマルタンは、ともに19世紀末~20世紀初頭にフランスを中心に活躍した画家。1891年に2人が出会うきっかけとなったフランス芸術家協会展(ル・サロン)などの活動を通じて、深い親交を結んだ。以後、ともに画家彫刻家新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)を立ち上げるなど、生涯その友情は続いた。
2人の作品は、世紀末にはすでに名声を確立していた印象派の表現を取り入れることで、光を色彩豊かに美しく表現し、印象派の流れを汲む最後の世代と目されている。いっぽうで、印象派のように、画家が受けた印象に基づいて目の前の風景を描くのではなく、身近な人々やその生活の余韻を感じさせる情景、精霊と思しき女性像、農民の働く姿など、画家の想いを反映した作品を描いたことで、象徴主義またはアンティミスム(親密派)の画家として語られている。
本展は、シダネルとマルタンに焦点を当てる日本で初めての展覧会であり、それぞれの芸術の在り方を紹介する。