EXHIBITIONS

皇室と宮崎

~宮内庁三の丸尚蔵館収蔵作品から~

2021.10.09 - 12.05

和田英作 朝陽富士 1917(大正6) 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵

高村光雲 文使 1900(明治33) 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵

菊花形双鶴付ボンボニエール 1901(明治34) 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵

野田九浦 高千穂(「瑞彩」のうち) 1924(大正13) 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵

児島虎次郎 なさけの庭 1907(明治40) 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵

 宮内庁三の丸尚蔵館は、皇居東御苑内において、皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品、皇室からの寄贈・遺贈品など約9800点の美術品などを収蔵管理し、公開している施設。

 宮崎県立美術館の「皇室と宮崎 ~宮内庁三の丸尚蔵館収蔵作品から~」展は、同館の収蔵品のなかから、国文祭・芸文祭を契機に開催する全国初の展覧会として、皇室と各地域が何かしらの縁で結ばれてきたことに注目し、それぞれの地域から皇室に献上された品々、その地域出身あるいは活動した作家の品々のほか、優美な皇室御慶事の品々や宮崎県ゆかりの作品などを特別展示する。

 出品作は、和田英作や横山大観ら、人格・技術ともに優れた美術工芸家として任命された帝室技芸員による美術品、日本画家・野田九浦(きゅうほ)による、秩父宮殿下が宮崎県内各地を巡られた様子を描いた絵巻、近代皇室の御慶事に際し伝統的な工芸技術により製作されたボンボニエールなど。貴重な美術工芸品をまとめて鑑賞できる希少な機会となる(会期中展示替えあり)。