EXHIBITIONS

オーギカナエ展

永遠はなくてもつなぐことはできる smile ∞ torus

2022.03.05 - 03.26

オーギカナエ展「永遠はなくてもつなぐことはできる smile ∞ torus」より

オーギカナエ モモとブルーのトーラス

オーギカナエ 雨を降らせそれを静かに受けとめる

 福岡にあるEUREKAでは、久留米市を拠点に活動しているオーギカナエの個展「永遠はなくてもつなぐことはできる smile ∞ torus」を開催する。

 オーギは1963年佐賀県唐津市生まれ。84年に武蔵野美術大学短期学部美術科を卒業し、94年まで東京を中心に国内外で個展を開催するほか、グループ展などにも多数参加。久留米に拠点を移して以降、展覧会での発表に加え、サイト・スペシフィックな作品の制作や、大人から子供までを巻き込むワークショップなどを開いている。

 近年、トーラス(円環)をモチーフとして作品を制作し、自身の経験から未来への可能性をトーラスになぞらえ展開し続けているオーギ。本展の期間中には、ワークショップも行う。本展に寄せて、作家は次のコメントを出してる。

「欝金で染めたレモンイエローの布は光にあてると少しずつ白に近づきやがて全ての物質がそうであるようにそこに留まり続けることはない。それは消えて無くなるのか、こちらからあちらへと移動して見えないのか。永遠はない。そして変化し移動する言葉にならない愛しい日常のかけらを集めてつないでみる。2017年から始めたスマイルの旅プロジェクトに関連する作品や2020年から製作を続けているトーラス(円環)をテーマとした平面作品群を展示いたします(オーギカナエ)」。