収入減少の大原美術館、1000万円の調達達成。次なる目標は3000万円
新型コロナウイルス感染症の影響で、136日間の長期臨時休館を余儀なくされた大原美術館が、クラウドファンディングを「Readyfor」で運営資金の調達に乗り出した。1000万円の目標は突破し、次なるゴールの3000万円を見据える。
新型コロナウイルスによる長期休館と、入館者数を制限しての運営によって収入減少が続いている大原美術館。10月26日に「Readyfor」で1000万円を目標にスタートさせたキャンペーンは31日に達成を迎えた。
同館は、通常30万人分の入館者料収入が必要だが、今年度は最多でも約5万人分しか見込めていない。入館者数制限をかけたままでは、30万人という数字は難しい状態だ。
そこで同館では、さらに高い目標としてネクストゴールの3000万円を掲げ、クラウドファンディング活動を継続。集まった資金は、「作品保全のための施設整備と、より快適な鑑賞環境を実現することを目指し」使用されるという。寄附募集は12月25日の午後11:00まで。