アーティストとメンターが語る「三菱商事アート・ゲート・プログラム」。中間活動報告がオンラインで配信へ
メンター制度を導入するなど長期のアーティスト支援プログラムへと生まれ変わった「三菱商事アート・ゲート・プログラム」。その第1期の支援アーティストとメンターらが会する中間報告会「MCAGP エクスチェンジ」がYouTubeにて配信される。
2008年にスタートし、昨年新たに生まれ変わった「三菱商事アート・ゲート・プログラム」(以下、MCAGP)。その支援アーティストとメンターが一堂に会する中間活動報告がオンラインで配信される。
MCAGPは、三菱商事が社会貢献活動の一環として行うプログラム。スカラシップ(学生)、ブレイクスルー(若手)、アクティベーション(中堅)の3つの異なるキャリアステージのアーティストを対象に、資金援助だけでなく学びの機会として、アートの専門家によるメンタリングやラーニングを取り入れるなど、積極的にアーティストの成長や創作活動の発展をサポートしている。
第1期の支援アーティストはブレイクスルーが飯島暉子、泉桐子、岡本秀、小山渉、衣真一郎、female artists meetingの6組(メンターは長谷川新[インディペンデントキュレーター]、桝田倫広[東京国立近代美術館主任研究員]、水田紗弥子[キュレーター/Little Barrel)])。アクティベーションが佐々木類、檜皮一彦、持田敦子の3組(メンターは蔵屋美香[横浜美術館館長]、グローバー[ミュージシャン]、毛利嘉孝[東京藝術大学大学院教授])。スカラシップは20組が選ばれている。
ブレイクスルーおよびアクティベーションの支援アーティストの2年にわたるプログラムは現在進行中だが、1年目の終わりを迎える今年2月下旬にその活動の中間活動報告として「MCAGP EXCHANGE」が開催。その様子は3月11日〜3月18日の1週間限定でYouTube配信される。
中間活動報告では、MCAGPの概要説明のほか、アクティベーションの支援アーティスト3名とメンター3名が対談。ブレイクスルーのアーティストは、自身の作品についてとメンタリングを受けての気づきを発表。ブレイクスルーはプログラム終盤の2023年2月に展覧会が予定されている。アーティストのキャリア形成においてメンタリングがいかに意味を成すのか、示唆に富んだ内容となるだろう。