国内最大級の学生向けアートアワード「CAF賞2022入選作品展」が代官山で開催へ。ファイナリスト13名の作品が集う
「CAF賞」は前澤友作が会長を務める現代芸術振興財団によって、全国の学生を対象に実施されてきたアートコンペディション。9回目を迎える今年は13名のファイナリストが選出され、その入選作品を展示する「CAF賞2022入選作品展」が東京・代官山で開催される。会期は11月29日〜12月4日。
「CAF(Contemporary Art Foundation)賞」は、アートコレクターとして広く知られる株式会社ZOZOファウンダー・前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団が実施する学生対象のアートアワード。2014年の創始以来、高校、大学、大学院、専門学校の学生を対象に、若手アーティスト育成を目的として回を重ねてきた。
第9回となる今回は、13名のファイナリストが選ばれた。その入賞作品が鑑賞できる「CAF賞2022入選作品展」が、11月29日より東京・代官山で開催される。その作品の形式は、絵画、彫刻、映像、パフォーマンス、インスタレーションなど多岐にわたる。
最終審査は12月2日に行われ、各賞受賞者が発表される。昨年に引き続き、金澤韻(現代美術キュレーター)、名和晃平(彫刻家)、保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター・館長)、岩渕貞哉(美術手帖総編集長)が審査員を務め、最優秀賞1名、優秀賞1名、審査員特別賞4名の合計6名が選出される予定だ。
今年の入選作家は以下のとおり。
宇留野圭(名古屋芸術大学大学院)、倉知朋之介(東京藝術大学大学院)、黒瀧舞衣(東京藝術大学大学院)、SAREENA SATTAPON(東京藝術大学大学院)、SHU BROWN(多摩美術大学)、Wei Ting CHEN(東京藝術大学大学院)、轟木麻左臣(東京藝術大学大学院)、中田愛美里(東京藝術大学大学院)、花形槙(多摩美術大学大学院)、藤原彩芽(武蔵野美術大学)、松田ハル(京都芸術大学大学院)、南谷理加(東京藝術大学大学院)、みょうじなまえ(東京藝術大学大学院)。
多数の応募の中から審査を通過した学生たちによる渾身の作品が一堂に会する「CAF賞2022入選作品展」。新しい世代が生み出す表現がそろう場に、ぜひ足を運んでもらいたい。