EXHIBITIONS
尾竹隆一郎「Floating cloud」
HAGIWARA PROJECTSで、尾竹隆一郎(おたけ・りゅういちろう)の個展「Floating cloud」が開催される。
尾竹は1983年富山県生まれ。2010年に武蔵野美術大学大学院油絵科を修了し、現在は東京都在住。絵画、立体、映像やパフォーマンスなど、様々な媒体を通して作品を発表してきた。
尾竹の作品の多くは、小さなキャンバスに、不思議な形態をしたキャラクターや顔のようなイメージが描かれている。一目では無造作に描いているように見えるが、作家が色や形態、空間の処理などを丹念に模索したのちに生成した、豊かな表情を持つ画面として完成している。
尾竹は、子供の頃に広告チラシの裏の白紙部分や、答案用紙の裏に自由に落書きをしたことが、絵の体験として一番幸福な感覚だったという。造形力やテクニックを身につけた現在も、絵を描くことの愚直さと難しさに向き合い、内省と実験を繰り返しながら、原体験の感覚を追いかけるように制作している。
HAGIWARA PROJECTSでの初個展となる本展では、絵画作品の新作数十点を披露。合理的な価値観や洗練された様式にとらわれない、絵画の可能性を探る作家の取り組みに注目してほしい。
尾竹は1983年富山県生まれ。2010年に武蔵野美術大学大学院油絵科を修了し、現在は東京都在住。絵画、立体、映像やパフォーマンスなど、様々な媒体を通して作品を発表してきた。
尾竹の作品の多くは、小さなキャンバスに、不思議な形態をしたキャラクターや顔のようなイメージが描かれている。一目では無造作に描いているように見えるが、作家が色や形態、空間の処理などを丹念に模索したのちに生成した、豊かな表情を持つ画面として完成している。
尾竹は、子供の頃に広告チラシの裏の白紙部分や、答案用紙の裏に自由に落書きをしたことが、絵の体験として一番幸福な感覚だったという。造形力やテクニックを身につけた現在も、絵を描くことの愚直さと難しさに向き合い、内省と実験を繰り返しながら、原体験の感覚を追いかけるように制作している。
HAGIWARA PROJECTSでの初個展となる本展では、絵画作品の新作数十点を披露。合理的な価値観や洗練された様式にとらわれない、絵画の可能性を探る作家の取り組みに注目してほしい。