EXHIBITIONS
川島清「サルファ」
彫刻家・川島清の個展「サルファ」がギャルリー東京ユマニテで開催される。
1986から88年にAsian Cultural Councilの助成を受けて渡米し、ニューヨークでP.S.1プロジェクトに参加した川島。その後、国内外の展覧会に多数出展し、近年では、2016年に川越市立美術館および、いわき市立美術館で開催された大規模個展が好評を博すなど、日本を代表する彫刻家のひとりとして活躍している。
鉄、鉛、木、石膏など重厚な素材を用いて構成される川島の彫刻は、身体を通して紡ぎ出される言葉とともに構築された空間として提示される。いっぽう、平面作品として発表されるドローイングは、彫刻のためのデッサン、プランとしての位置づけではなく、紙や板など素材の上に成立した彫刻として、また別の位置づけられている。
今回の展覧会タイトルは「Sulphur(サルファ)」。川島は彫刻のほかに、2004年から銅版画の制作を始めたが、そのなかでも銅板と硫黄を作用させた「サルファチント」にはその物質性から新たな興味を持ったという。
本展では川島にとって初めての試みとなるドライポイント、サルファチントを施した水彩紙にインクや墨でドローイングされた、155×100センチメートルの大作が展示される。
1986から88年にAsian Cultural Councilの助成を受けて渡米し、ニューヨークでP.S.1プロジェクトに参加した川島。その後、国内外の展覧会に多数出展し、近年では、2016年に川越市立美術館および、いわき市立美術館で開催された大規模個展が好評を博すなど、日本を代表する彫刻家のひとりとして活躍している。
鉄、鉛、木、石膏など重厚な素材を用いて構成される川島の彫刻は、身体を通して紡ぎ出される言葉とともに構築された空間として提示される。いっぽう、平面作品として発表されるドローイングは、彫刻のためのデッサン、プランとしての位置づけではなく、紙や板など素材の上に成立した彫刻として、また別の位置づけられている。
今回の展覧会タイトルは「Sulphur(サルファ)」。川島は彫刻のほかに、2004年から銅版画の制作を始めたが、そのなかでも銅板と硫黄を作用させた「サルファチント」にはその物質性から新たな興味を持ったという。
本展では川島にとって初めての試みとなるドライポイント、サルファチントを施した水彩紙にインクや墨でドローイングされた、155×100センチメートルの大作が展示される。