EXHIBITIONS
髙木ちゃー 個展「Oの魅惑」
myheirloomでは、新進気鋭の美術家・髙木ちゃーによる初個展「Oの魅惑」を開催する。
ニコニコ動画やインターネットミームなど、2000年代後半から急速に伝播した二次創作文化からの影響を公言する髙木は、「画像の肖像」という独自の制作指標を掲げ、デジタル画像に関する概念を様々な方向性からあぶり出そうと試みている。
髙木の表現には、画像データであっても非代替性を獲得しており、使いまわされていくことにより「身体」の欠損が認められることや、画像が存在する場所によって持つ意味が変わるミームの存在など、「画像」の概念はたんなる事物の複写ではなく独自性を有するという作家自身の考え方が根底にある。
本展では、髙木の「画像の肖像」の概念を可視化した「Portrait」シリーズを一挙に公開する。
髙木によると、自身の制作は「様々なメディアを介するうちに変化し失われていく画像の一貫性を、二次元のディスプレイから三次元の支持体へ変換する作業を以って体現しようという試み」であり、「その過程で感じる『至らなさ』にこそ画像という存在の本質がある」と、そのスタンスを定義づけている。
なおmyheirloomのウェブサイトでは、作家のステイトメントとともに、美術批評家・gnckの寄稿を掲載している。
ニコニコ動画やインターネットミームなど、2000年代後半から急速に伝播した二次創作文化からの影響を公言する髙木は、「画像の肖像」という独自の制作指標を掲げ、デジタル画像に関する概念を様々な方向性からあぶり出そうと試みている。
髙木の表現には、画像データであっても非代替性を獲得しており、使いまわされていくことにより「身体」の欠損が認められることや、画像が存在する場所によって持つ意味が変わるミームの存在など、「画像」の概念はたんなる事物の複写ではなく独自性を有するという作家自身の考え方が根底にある。
本展では、髙木の「画像の肖像」の概念を可視化した「Portrait」シリーズを一挙に公開する。
髙木によると、自身の制作は「様々なメディアを介するうちに変化し失われていく画像の一貫性を、二次元のディスプレイから三次元の支持体へ変換する作業を以って体現しようという試み」であり、「その過程で感じる『至らなさ』にこそ画像という存在の本質がある」と、そのスタンスを定義づけている。
なおmyheirloomのウェブサイトでは、作家のステイトメントとともに、美術批評家・gnckの寄稿を掲載している。