EXHIBITIONS

戦後日本版画の展開-照沼コレクションを中心に

2022.12.24 - 2023.02.05

清宮質文 早春の静物 1977 茨城県近代美術館蔵

 茨城県近代美術館は、企画展「戦後日本版画の展開-照沼コレクションを中心に」を開催。県内のコレクター・照沼毅陽(てるぬま・きよう、1926〜2021)より寄贈された作品を中心に、77作家・約200作品を展覧する。

「版画」は戦後の日本美術界において、斎藤清や駒井哲郎、浜田知明、棟方志功らが国際展で受賞を重ねるなど、いち早く海外で評価されたジャンルのひとつだった。国内においても版画に対する興味関心が高まっていき、製版技術の革新や多様な版画技法を習得した作家も登場し、従来の版画の概念を超えるような作品が生み出された。

 本展では、戦後の日本版画の展開をたどりながら、その多彩な表現の魅力を紹介する。主な出品作家に、恩地孝四郎、小野忠重、靉嘔、棟方志功、駒井哲郎、浜田知明、浜口陽三、清宮質文、加納光於、吉原英雄、横尾忠則、野田哲也、李禹煥、井田照一、柄澤齊、中林忠良、池田良二、山本容子ら。