EXHIBITIONS
山中現展 描かれた詩
群馬県立館林美術館では、展覧会「山中現展 描かれた詩」が開催される。
山中現(やまなか・げん)は福島県喜多方市出身の画家・版画家。東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻を修了して以来、精力的に創作活動を行い、その静謐かつ温かみのある世界により多くのファンを魅了している。
版画家であり版画史研究家としても知られる小野忠重(1909〜1990)に学んで木版画を始めた山中は、1980年前後より、白や黒、グレーを基調にした作品を生み出し、宇宙や夜を背景に、棒状のかたちをした有機体が登場するシリーズを発表。そして、三次元的な空間の中で光と影を意識したそれらの作風は、作家のイメージを代表する世界観を構築した。しかし、山中の飽くなき創作意欲と探求心は、1980年代末頃から色彩の使用へと向かい、平坦な画面にごく単純な形体を配し、色とかたちによる静謐かつ詩情あふれる世界を表現するに至った。
本展では、コレクターから寄贈を受けた作品群より厳選し、初期の白黒を基調とした木版画、近年の色彩豊かな木版画、ガラス絵や油彩画など約240点を初公開。多方面より、山中の作品世界の魅力に迫る。
山中現(やまなか・げん)は福島県喜多方市出身の画家・版画家。東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻を修了して以来、精力的に創作活動を行い、その静謐かつ温かみのある世界により多くのファンを魅了している。
版画家であり版画史研究家としても知られる小野忠重(1909〜1990)に学んで木版画を始めた山中は、1980年前後より、白や黒、グレーを基調にした作品を生み出し、宇宙や夜を背景に、棒状のかたちをした有機体が登場するシリーズを発表。そして、三次元的な空間の中で光と影を意識したそれらの作風は、作家のイメージを代表する世界観を構築した。しかし、山中の飽くなき創作意欲と探求心は、1980年代末頃から色彩の使用へと向かい、平坦な画面にごく単純な形体を配し、色とかたちによる静謐かつ詩情あふれる世界を表現するに至った。
本展では、コレクターから寄贈を受けた作品群より厳選し、初期の白黒を基調とした木版画、近年の色彩豊かな木版画、ガラス絵や油彩画など約240点を初公開。多方面より、山中の作品世界の魅力に迫る。