市原湖畔美術館開館10周年記念展 「湖の秘密ー川は湖になった」

　市原湖畔美術館で、開館10周年を記念した展覧会 「湖の秘密ー川は湖になった」が開催される。

　市原湖畔美術館がそのほとりに建つ高滝湖の底には、ダムの建設とともに沈んだ110戸の村の記憶が眠っている。市原市を南北に縦断し東京湾に注ぐ養老川は、 「母なる川」として親しまれ、時に 「暴れ川」として多大な被害をもたらしながら、豊かな土壌と独特の景観、生活文化を生み出した。

　養老川と高滝湖をめぐる地域の歴史、地勢、民俗を掘り下げ、土地をひとつの発想の源として、絵画、写真、映像、彫刻、インスタレーション、パフォーマンス、様々なメディアの8人のアーティストたちが美術館内外の空間にサイトスペシフィックな作品を展開する。

　出展アーティストは、岩崎貴宏、大岩オスカール、尾崎悟、加藤清市、菊地良太、南条嘉毅、松隈健太朗、椋本真理子。