EXHIBITIONS

麗しき日本のやきもの 伊万里・古九谷・鍋島・京焼

2018.04.13 - 07.08

色絵山水牡丹文鉢(柿右衛門) 江戸時代 17世紀

色絵椿文銚子(伊万里金襴手) 江戸時代 17-18世紀

色絵山水牡丹文鉢(柿右衛門) 江戸時代 17世紀

色絵牡丹文八角大皿(古九谷) 江戸時代 17世紀 重要文化財

「仁清」銘「色絵鶴香合」 江戸時代 17世紀

 日本の色絵に焦点を当てたサンリツ服部美術館のコレクション展が開催される。

 色絵は赤絵や錦手とも呼ばれ、素地に透明釉を掛けて高温で焼成した後、色絵具で文様を描き低温で焼きつける上絵付の技法が用いられた陶磁器の総称。日本では17〜18世紀にかけて中国の影響を受けた伊万里や古九谷、日本人好みのモチーフを取り入れた最高級品の鍋島といった華やかな磁器が次々と誕生し、とりわけ伊万里は国内だけでなく、ヨーロッパでも高い評価を受けている。また同時代、京都で伝統的なモチーフが絵づけされた優美な陶器が人気を博した。

 本展では、サンリツ服部美術館が所蔵する伊万里、古九谷、鍋島、京焼などを一堂に展示し、日本が生み出した色絵の魅力を紹介する。