EXHIBITIONS
戦後美術の現在形 池田龍雄展-楕円幻想
練馬区立美術館では画家・池田龍雄の20年ぶりとなる回顧展が開催される。
1928年、佐賀県伊万里市に生まれた池田は、特攻隊員として訓練中に敗戦を迎えた。占領期に故郷の師範学校に編入するも、軍国主義者の烙印を押されて追放にあう。戦中から戦後の大きな価値の転回に立ち会い、国家権力に振り回され続けたこの体験が、池田の原点をかたちづくった。
48年に上京した池田は、岡本太郎や花田清輝らによる「アヴァンギャルド芸術研究会」に参加。以後、文学、演劇、映像とジャンル横断的に繰り広げられる戦後美術のなかで、多彩な芸術家や美術批評家と交わりながら、自らの制作活動を展開していく。
本展では、90歳を目前に控えたいまもなお、個人として厳しく社会と向き合いながら宇宙の成り立ちを想像する池田の画業を通し、戦後美術の現在形に迫る。
1928年、佐賀県伊万里市に生まれた池田は、特攻隊員として訓練中に敗戦を迎えた。占領期に故郷の師範学校に編入するも、軍国主義者の烙印を押されて追放にあう。戦中から戦後の大きな価値の転回に立ち会い、国家権力に振り回され続けたこの体験が、池田の原点をかたちづくった。
48年に上京した池田は、岡本太郎や花田清輝らによる「アヴァンギャルド芸術研究会」に参加。以後、文学、演劇、映像とジャンル横断的に繰り広げられる戦後美術のなかで、多彩な芸術家や美術批評家と交わりながら、自らの制作活動を展開していく。
本展では、90歳を目前に控えたいまもなお、個人として厳しく社会と向き合いながら宇宙の成り立ちを想像する池田の画業を通し、戦後美術の現在形に迫る。