EXHIBITIONS
太陽の塔への道
半世紀ぶりに胎内が修復され、常設展示施設として2018年3月に再生を果たした「太陽の塔」。この機会に、大阪万博へと向かった1960年代の岡本太郎の仕事を振り返る。
60年代の太郎は、縄文、東北、沖縄と続く原始日本を発見する旅を背景に、繊細な筆致でぎっしりと多くのモチーフを描くそれまでの作風を大きく変化させ、梵字(ぼんじ)にも似た、抽象的で呪術性を感じる黒のモチーフを中心に用いるようになった。
本展では、呪術的な気配に満ちた60年代の油彩、デッサン、彫刻など約20点を通して、万博前夜の太郎の取り組みを俯瞰。「万博と太郎」を別の角度から眺めながら、太陽の塔とは何か、大阪万博で太郎は何を語ろうとしたのかを考える。
また、会期中の6月13日~7月2日には、第20回TARO賞で岡本太郎賞を受賞した山本直樹の新作を特別展示する。
60年代の太郎は、縄文、東北、沖縄と続く原始日本を発見する旅を背景に、繊細な筆致でぎっしりと多くのモチーフを描くそれまでの作風を大きく変化させ、梵字(ぼんじ)にも似た、抽象的で呪術性を感じる黒のモチーフを中心に用いるようになった。
本展では、呪術的な気配に満ちた60年代の油彩、デッサン、彫刻など約20点を通して、万博前夜の太郎の取り組みを俯瞰。「万博と太郎」を別の角度から眺めながら、太陽の塔とは何か、大阪万博で太郎は何を語ろうとしたのかを考える。
また、会期中の6月13日~7月2日には、第20回TARO賞で岡本太郎賞を受賞した山本直樹の新作を特別展示する。