EXHIBITIONS

—プラザ・ギャラリー30年の軌跡— 夏のひととき

木下晋 やすらぎ(洲之内徹像) 1988

掛井五郎 参考画像

 国内から海外作家までを紹介し、「アートのいま」を伝えてきたプラザ・ギャラリー。開廊30周年の節目にコレクションを公開する。

 プラザ・ギャラリーは展覧会の開催とともに、チャリティーで支援金を募り災害地に送る社会活動も行ってきた。2011年の東日本大震災に際しては、「東北地方太平洋沖地震 緊急支援」に賛同した作家とボランティアによる作品を販売する「春の仙川アートフェア2011」を実施し、売り上げのすべてを東北地方に届けた。

 ギャラリーのこれまでを振り返る本展では、戦後二科会再建時の創立会員であり、リアリズムの追究から晩年には簡素で色彩豊かな表現で独自の抽象絵画を確立させた大沢昌助、鉛筆を用いてハンセン病回復者や難病患者を描いた木下晋のほか、掛井五郎、鹿江恭夫、岸田淳平、鬼頭曄、深尾庄介の作品を展示する。