EXHIBITIONS

石塚隆則「飛天」

石塚隆則 北13号 タンバリン 2018

 擬人化された小動物のような生きものたちが登場する木彫作品を制作する石塚隆則。生命力に溢れ、愛らしくも奇妙な一連の作品は、作家自身が興味を寄せる日本の歴史、とりわけ神話、民族学、戯画や錦絵などから大きな影響を受けているという。

 本展では、仏教で天界に住み仏を守る天女である「飛天」から着想した、大作を含む最新作を発表。飛天の姿を借りた動物たちが天と地、過去と現在の境界を飛び交いながら、独特の世界観をつくり出す。