EXHIBITIONS
生誕110年 浜口陽三銅版画展 憧れ -伊豆と浜口陽三-
1950年代、パリの美術界に彗星のごとく登場し、新しい作風で人々を魅了した銅版画家の浜口陽三。澄んだ色彩やほのかな光に満ちた静謐な作品は、永遠のときを奏でるように、いまも神秘的な魅力を放っている。
戦後のおよそ2年間、伊豆の蓮台寺温泉に逗留した浜口は、山と海に囲まれた土地で健康を取り戻し、上京して本格的に銅版画制作を開始。独自の作風をつくり上げると、フランスにわたり、カラーメゾチントという銅版画技法に基づいて、新しい技法を編み出した。
パリで国際的に成功した後も、浜口は伊豆を度々訪れ、1980年には3つの展覧会を同地で開催。そのひとつ、池田20世紀美術館での展覧会は国内初の回顧展となった。
浜口の生誕110年にあたる節目に開催される本展では、作家の黎明期ともいえる伊豆の2年間を起点に、その活動を回顧。銅版画を中心に作品約50点で構成し、近年発見された資料や、芸術への憧れに彩られたいくつかのエピソードなどを紹介する。
戦後のおよそ2年間、伊豆の蓮台寺温泉に逗留した浜口は、山と海に囲まれた土地で健康を取り戻し、上京して本格的に銅版画制作を開始。独自の作風をつくり上げると、フランスにわたり、カラーメゾチントという銅版画技法に基づいて、新しい技法を編み出した。
パリで国際的に成功した後も、浜口は伊豆を度々訪れ、1980年には3つの展覧会を同地で開催。そのひとつ、池田20世紀美術館での展覧会は国内初の回顧展となった。
浜口の生誕110年にあたる節目に開催される本展では、作家の黎明期ともいえる伊豆の2年間を起点に、その活動を回顧。銅版画を中心に作品約50点で構成し、近年発見された資料や、芸術への憧れに彩られたいくつかのエピソードなどを紹介する。