KOSUKE KAWAMURA -ARCHIVE-

　渋谷PARCOのアートウォール・プロジェクトでも注目を集める、河村康輔の作品を網羅した個展が開催される。
　
　河村は1979年広島県生まれのコラージュアーティスト、 グラフィックデザイナー、 アートディレクター。トラッシュアート、アンダーグラウンドミュージックフィールドからストリート、ハイファッションまで横断的な活動を行う。中原昌也の著書『エーガ界に捧ぐ　完全版』（2012）や田名網敬一作品集『glamour』（2013）などのデザインに携わったほか、大友克洋とは「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」（東京都美術館、2017）、現在公開中の渋谷PARCOアートウォール・プロジェクト（2019年夏まで）などでコラボレーションしてきた。

　河村が初めて総括的にキュレーションする本展は、過去の代表作、コラボレーション作品、映像、立体の4つに大きく分けた過去最大級となる展示。アナログコラージュ作品だけでなく、デジタルコラージュ、グラフィックデザイン、プロダクトデザインなどの膨大な仕事を俯瞰し、河村のノイジーな作風の秘密に迫る。
　
　展示構成は、河村とのアートユニット「UTOPIE」でも活動するアーティスト・YOSHIROTTEN率いるYARが担当。会場には、展覧会記念商品、刺繍を使った新機軸の作品、限定コラボアイテムなどの販売も予定している。