EXHIBITIONS
Lines, Borders, Boundaries, and The In-Betweens
ベトナム出身のウダム・チャン・グエン、インドネシア出身のアディティア・ノヴァリ、カンボジア出身のラッタナ・ヴァンディー。東南アジアの気鋭アーティスト3名による本展は、オンライン空間の遠隔操作で駆動するロボットによって描かれた実線;モノの構造・構成の限界に挑んだ造形の基本要素である形や色;開発とその裏で行われる家屋の立ち退きなどから社会へのまなざしを問い直そうと試みるもの、これら3つの要素で構成される。
チャン・グエンは、スマートフォンやタブレット端末で起動するアプリケーションのシンプルな操作を通じて、鑑賞者が作品制作に同時に関与する《License 2 DRAW》を展示、ノヴァリは、得意とする数学や建築などの視点を取り入れた新作10点を発表、ヴァンディーは、カンボジアの高層ビル建設現場と、そこで働く労働者を撮影したシリーズ《First High-Rise》に加えて、プノンペンのボンコック湖における土地開発により、立ち退きを迫られた人びとをとらえた《Boeung Kak Eviction》シリーズを展示する。
本展タイトルの一部を成す「The In Betweens」とは「中間的存在」を指すが、「それが無ければ物事を分ける線を語ることができない」と、本展に向けてチャン・グエンは言う。そして、これは同時に、無意識に中間的存在が孕む諸問題や危うさも示唆している。
チャン・グエンは、スマートフォンやタブレット端末で起動するアプリケーションのシンプルな操作を通じて、鑑賞者が作品制作に同時に関与する《License 2 DRAW》を展示、ノヴァリは、得意とする数学や建築などの視点を取り入れた新作10点を発表、ヴァンディーは、カンボジアの高層ビル建設現場と、そこで働く労働者を撮影したシリーズ《First High-Rise》に加えて、プノンペンのボンコック湖における土地開発により、立ち退きを迫られた人びとをとらえた《Boeung Kak Eviction》シリーズを展示する。
本展タイトルの一部を成す「The In Betweens」とは「中間的存在」を指すが、「それが無ければ物事を分ける線を語ることができない」と、本展に向けてチャン・グエンは言う。そして、これは同時に、無意識に中間的存在が孕む諸問題や危うさも示唆している。