EXHIBITIONS

冬木遼太郎「それも美しい Difference is Beautiful」

冬木遼太郎 美しい(メモ)部分 2019 コピー機、ソファー、紙

冬木遼太郎 美しい(メモ)部分 2019 コピー機、ソファー、紙

「それも美しい Difference is Beautiful」フライヤー

 本展は、東大阪市民美術センターが主催する若手アーティストの支援事業で、今年で4回目の開催となる。
 
 冬木遼太郎は1984年富山生まれ。2010年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、2017年吉野石膏美術振興財団在外研修員としてニューヨークに滞在。近年の主な展示に、「内的相互 One another one」(ギャラリー崇仁、京都、2019)、「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019」など。時空間や行為の関係性をテーマとする作品を多く発表している。
 
 これまで「見る」という行為と向き合うことで、身体性や他者とのかかわりを思索し、作品制作に落とし込んできた冬木だが、本展では、実祖母との対話を始点に、自分自身のルーツや取り巻く事柄を調査・収集し、制作へと展開。

 さらに、2017年のニューヨーク滞在を契機として近年大きく変化したという作品観や新たな展望を、インスタレーション作品に反映する。