EXHIBITIONS

角田純「PRESENCE」

2020.06.06 - 06.21

Photo by Keigo Saito

角田純「PRESENCE」より

角田純「PRESENCE」より

角田純「PRESENCE」より

 デザイナー、アート・ディレクターとして活躍したのち、現在は画家として絵画作品を発表する角田純の個展が開催されている。

 角田は1960年愛知県生まれ。84年に多摩美術大学を卒業。80年代より広告や書籍のデザイン、アート・ディレクションを担当(デザイナー活動時の角田純一名義)。90年代以降から絵画の制作も開始し、94年に初個展「ANCIENT & MODERN」(gallery trax、山梨)を開催した。最新の作品集に『SOUND AND VISION” Jun Tsunoda』(torch press、2017)。また、「四次元を探しに ダリから現代へ」(諸橋近代美術館、福島、2019)、「抽象と形態:何処までも顕れないもの」(DIC川村記念美術館、千葉、2012)など、国内外の展覧会やグループ展にも参加している。

 本展では、角田が収集を続ける「鉱物」をテーマに、鉱物そのものを活かした立体作品やそこから生まれた新作のペインティングを展示。浮き上がる手の跡がシンプルに美しく整い、滲み出るエナジーが心身を柔らかくほぐすような、不思議な魅力を持つ作品群が並ぶ。